[第一部]2026 4月こんぴら歌舞伎 評判まとめ|注目ポイントと賛否を整理
SNS 作品全体の評判 分析
傾城反魂香 吃又
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夫婦の情が強く届く舞台又平とおとくの関係性に心を動かされたという反応が多く、互いを思い合う姿や、言葉にしきれない感情の受け渡しが作品の大きな見どころとして受け取られている。
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又平の人物像への評価又平については、真っ直ぐさ、不甲斐なさ、もどかしさ、愛おしさが重なった人物として受け止められており、細かな表情や大きな目で感情を伝える演技に注目する声が見られる。
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おとくの支え方が好評おとくは、ただ強く引っ張るのではなく、穏やかに寄り添い、夫を支える存在として好意的に見られている。又平の感情を受け止める柔らかさや情の深さが、夫婦の説得力につながっている。
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笑いと涙の振れ幅虎や眼鏡をめぐる場面、又平の踊りなどに客席が反応していたという声があり、重い夫婦愛だけでなく、可笑しみを含んだ場面も作品の魅力として受け取られている。
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手水鉢の演出には一部惜しむ声又平の絵が手水鉢を突き抜ける重要場面について、見え方がぼんやりしていた、初日の印象と違って見えたという指摘があり、視覚的な明瞭さには一部で物足りなさも見られる。
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肝心の場面の見せ方に賛否手水鉢の場面で演出上の動きが気になったという声もあり、物語の感動が高まる箇所だけに、見せ方への期待値も高かったことがうかがえる。
身替座禅
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喜劇としての分かりやすさ右京が奥方に隠れて恋人のもとへ向かい、太郎冠者を身替りにする筋立てが伝わりやすく、客席の笑いにつながっている。
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客席を巻き込む可笑しみ右京が酔って戻ってくる場面や、奥方に怒られることを観客が先取りして楽しむ空気があり、劇場全体で喜劇を味わう演目として受け取られている。
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松緑の右京への反応山蔭右京については、観客の気持ちを引きつける上手さ、酔態の可笑しさ、踊りで人物の浮かれぶりを見せる面白さが好評を集めている。
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玉の井の存在感坂東亀蔵の玉の井は、美しさや品のある迫力が印象に残ったという声があり、怖さと可愛らしさを併せ持つ奥方として受け止められている。
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太郎冠者の愛嬌太郎冠者は、右京と玉の井の間で挟まれる役どころとしての慌てぶりや、舞台上のテンポを支える軽さが楽しまれている。
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配役の相性右京、玉の井、太郎冠者それぞれの持ち味が噛み合い、色気・情の深さ・実直さの組み合わせを楽しむ反応が見られる。
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外的要素も笑いに鳥の鳴き声が静かな場面と重なったことを面白がる声もあり、上演そのものへの不満ではなく、その場の偶然も含めた観劇体験として語られている。
SNS 各俳優の評判 分析
尾上 松緑
山蔭右京
可笑しさと可愛げが前面に出た右京
尾上松緑の山蔭右京については、理屈よりもまず「可愛い」「楽しい」と受け止める声が目立つ。奥方の目を盗んで遊びに出ようとする人物像が、嫌味よりも愛嬌として伝わり、観客が自然に笑える右京になっていたと見られる。
表情と顔芸で客席を引き込む力
表情の豊かさに触れる反応が多く、笑顔や、愛らしい顔つきが強く印象に残ったようだ。顔の変化だけで場の空気を明るくし、客席を笑わせる力が評価されている。
「奥」を呼ぶ声の甘さと間合い
奥方を呼ぶ場面では、声の調子に対する反応が複数見られる。呼びかけの甘さや、少し情けなさを含んだ響きが右京の人物像と合い、観客の心をつかむポイントになっていたと受け取られている。
独壇場として楽しませる存在感
『身替座禅』全体の中でも、松緑の右京が場を大きく動かしていたという受け止めがある。登場している時間の可笑しさや勢いが強く、観客の気持ちを一気に引き寄せる役回りとして機能していたようだ。
色気よりも親しみやすさのある右京像
山蔭右京という役に対して、いやらしさではなく、松緑の場合は一緒にいると楽しそうな人物として見えたという反応がある。奥方の心配も納得できるような愛嬌があり、浮気の話でありながら悪く見えすぎないところが魅力として受け止められている。
総評:笑いと愛嬌で客席をつかむ松緑の右京
今回の尾上松緑の山蔭右京は、表情、声、間合いを通して、可笑しさと可愛げを強く印象づけた役として受け止められている。少し抜けた愛嬌と楽しさで客席を巻き込み、作品の笑いを支える存在感が評価されたサマリーになる。
坂東 亀蔵
玉の井
美しさと怖さが同居する玉ノ井像
坂東亀蔵の玉の井については、奥方としての美しさに触れる声が多く見られる一方で、その美しさがそのまま迫力にもつながっていたと受け取られている。単に綺麗な女方というより、右京が恐れるのも納得できる圧のある奥方として印象に残ったようだ。
品格のある奥方としての見え方
衣裳の美しさや、しっとりとした所作、落ち着いた佇まいに注目する反応が目立つ。玉の井を「地位のある奥方」として自然に見せていた点が評価されており、舞踊や姿の見え方にも品の良さを感じた観客がいたと見られる。
嫉妬や怒りの表現が生む可笑しさ
夫の行動に機嫌を損ねる場面や、怒りをにじませる場面では、玉の井の感情の強さが可笑しさとして受け止められている。とくに、言い方や間の取り方によって客席が反応したという声があり、怖がらせるだけでなく、芝居小屋らしい笑いを引き出す役づくりになっていたようだ。
右京との夫婦関係に見える愛情
怒っている玉の井でありながら、右京への執着や愛情が感じられたという受け止めもある。束縛の強さや嫉妬深さが、単なる怖い奥方ではなく、夫婦としての関係性を感じさせる要素になっていたと見られる。
笑いだけに寄らない圧と哀感
登場や泣く場面について、笑いよりも玉の井の切実さや迫力を感じたという反応も見られる。コミカルな役どころでありながら、感情の重さや場を締める力も伝わっており、観客によっては可笑しさ以上に圧倒される場面があったようだ。
総評:美貌・迫力・愛嬌を併せ持つ玉の井
坂東亀蔵の玉の井は、奥方としての美しさと品格を軸にしながら、怒りや嫉妬の表現で笑いを生み、同時に右京への愛情や怖さも感じさせる役づくりとして受け止められている。観客の反応を見ると、綺麗で怖く、さらに可愛げもある玉の井として印象を残したと言える。
坂東 巳之助
浮世又平後に土佐又平光起
感情の揺れが自然に伝わる又平
巳之助の浮世又平については、悲しみ、悔しさ、絶望、喜びへと移っていく感情の流れがなめらかに見えたという反応が目立つ。大きく感情を押し出すだけでなく、気づくと観客も同じ心の動きに引き込まれている、という受け止めが見られる。
台詞の少なさを表情と身体で補う説得力
吃音のある又平という役について、言葉だけに頼らず、表情や目線、佇まいで思いを伝えていた点が評価されている。何を言っているか聞き取りにくい場面でも、感情の方向は伝わってくるという声があり、台詞の意味以上に心情を届ける力が印象に残ったと見られる。
真面目さと可愛げが同居する人物像
又平の一途さや不器用さを、重くなりすぎず愛おしく見せていた点も好意的に受け取られている。師匠に認められたい気持ち、名前や衣服をもらった時の喜び、巻物を大切そうに見せる様子などから、まっすぐで素朴な人物像が伝わったという反応がある。
おとくとの夫婦像ににじむ呼吸と情
新悟のおとくとの組み合わせについては、二人の間にしっとりした夫婦愛や心のつながりが見えたという声が複数ある。浅草での印象と比べて、より自然で日常の夫婦のように感じられたという受け止めもあり、相手役との呼吸の良さが又平の魅力を支えていたと見られる。
浅草での又平から一歩進んだ印象
以前の浅草公演での又平を踏まえた反応では、今回のほうが役としてさらに深まった、巳之助ならではの又平になっていたという見方がある。一方で、浅草での重めの又平を好む声もあり、表現の方向性には好みの差も見られるが、今回の明るさや素直さを評価する反応が多い。
総評:不器用さを愛おしさへ変える又平
全体として、巳之助の又平は、言葉にしきれない思いを表情と身体で伝える役作りが評価されている。悲しみや悔しさの強さだけでなく、喜びや可愛げまで見えることで、観客が応援したくなる又平として受け取られていた。新悟のおとくとの夫婦像も含め、素朴で真っ直ぐな情が印象に残る評判だった。
坂東 新悟
おとく
又平を支えるおとくとしての温かさ
新悟のおとくは、又平に寄り添う姿が穏やかで、情の深さが伝わる役どころとして受け取られている。又平の真っ直ぐさや不器用さを包むような存在感が印象に残ったという声が複数あり、夫婦としての関係性を支える役割が評価されている。
巳之助との夫婦の空気感
巳之助の又平との組み合わせについては、相性の良さを挙げる反応が目立つ。互いを信じて支え合う夫婦像として見られており、舞台上での距離感や呼吸が自然で、二人の関係に説得力があったと受け止められている。
過度に騒がしくならない寄り添い方
おしゃべりな場面や、又平に代わって思いを伝える場面でも、騒がしさよりも穏やかさが前に出ていたという見方がある。強く押し出すのではなく、又平の心情に沿って支えるおとくとして整理されている。
可愛らしさと切実さの両立
花道で又平を振り返る場面など、ふとした表情の可愛らしさに触れる声がある一方で、夫を失いたくない切実さや、師匠に認められない苦しさも印象に残ったと見られる。明るさだけでなく、夫婦の痛みを含んだ情感が評価されている。
声の状態への言及もありつつ安心感
一部では声が出にくそうに見えたという指摘もあったが、それでも千穐楽まで安心して見られたという受け止めがある。大きな不安材料としてではなく、舞台を支えるおとくの存在感は十分に伝わっていたという反応が中心だった。
総評:又平との夫婦像を情で支えたおとく
全体として、新悟のおとくは、巳之助の又平を優しく支え、夫婦の情を舞台に立ち上げる役として好意的に受け止められている。可愛らしさ、芯の強さ、夫への信頼が一体となり、又平の物語をより温かく見せる存在として印象を残したと言える。
市川 男寅
土佐修理之助
浅草からの成長がはっきり見える再演
市川男寅の修理之助については、以前の浅草歌舞伎での印象と比べて、役の輪郭がより明確になったという受け止めが複数見られる。若々しさや清々しさはそのままに、再演を通して役への入り方が深まり、成長が感じられる舞台として見られている。
まっすぐで凛とした若者像
修理之助の人物像は、さわやかさ、きりっとした佇まい、真面目さを軸に受け止められている。若者らしい清新さがありながら、軽く見えすぎず、師匠や兄弟子への思いを抱えた人物としての芯も感じられたという反応がある。
感情を込めた台詞と表情への評価
台詞回しや表情に感情が乗っていた点を評価する声が見られる。特に、すっきり進める場面と、心情をぐっと込める場面の差が伝わり、修理之助の内面が以前より見えやすくなったと受け取られている。
又平との関係性を支える優しさ
又平に対する押し方や寄り添い方にも注目が集まっている。強く前に出るというより、相手を思う優しさや温かさがにじむ存在として見られており、舞台全体の人間関係の中で修理之助の誠実さが印象に残ったと見られる。
総評:清々しさに厚みが加わった修理之助
今回の男寅の修理之助は、若々しく凛とした魅力に加え、感情表現や人物の厚みが増した点が評価されている。浅草での経験を踏まえた再演として、役への理解や表現の深まりが観客に伝わっており、清新さと誠実さを兼ね備えた修理之助として受け止められている。
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